「DroidDeck」を使ってAndroid端末でSteamのゲームを動かす

またかよって?まただよ!


今回はAndroid向けの

DroidDeck


というアプリを使ってAndroid端末でSteamのゲームを動かす。


前にも似たものを見たって?

似たもの、ことGameNativeとの違いはその成り立ち。
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2026/05/GameNative-is-Amazing.html

GameNativeはGame hubの設計思想をまんまパクってゲームごとにwinlatorのコンテナを作りexeの実行ファイルを実行できるようにしたもの。追加でユーザーの要望通りepicやらGOGやらを動かせるようにした


今回のDroidDeckはSteamのValveが作ったARM64版SteamクライアントやProtonを移植したもの。

GameNativeがWindowsゲームをAndroid上で動かすための環境を構築するのに対し、
DroidDeckはAndroid内にSteamOS風のLinux環境を構築してそこでゲームを動かす。

同じ「AndroidでPCゲームを動かす」アプリでもアプローチがちょっと違うわけで。


何故ARM版があるかというと…
実は最近話題のSteam FrameがARMのCPUなんだよね。

Steam Frameのスペックはこんな感じ。

CPU:Snapdragon 8 Gen 3
GPU:Adreno 750
RAM:16GB LPDDR5X 
ストレージ: 256GB または 1TB(UFS)+ microSDカードスロット搭載

これ用のアプリだからARMチップでも動作がいいんだよね。

SteamOSが上のチップセット向けに動くのはまた別の機会に…


座学はそこそこにやっていきましょう。

実は今回は動作要件が少し厳しい。

Adreno デバイス (730 以降、または 8xx) 

SnapdragonのCPUでも8Gen3がベストという絶妙な加減。


GameNativeでは動作するPixelのTensorやMediaTekのDimensityは(現状)非対応

Adreno710といった古めのGPUやPowerVRといった別GPU、8シリーズではない廉価モデルなどでは動作は(現状)しない。


ということで今回の環境はコチラ

AYANEO pocket S

マシンスペック

CPU:Snapdragon G3xGen2
GPU:Adreno A32(Adreno 750のカスタムGPU)
RAM:16GB
ストレージ:512GB

今バージョンからタッチ操作に対応する、とか出ていたけど上の通りボタンがあるデバイスだから未検証です。ゴメンね

スマホの場合は挟み込みコントローラーかBluetoothコントローラーを使ってね。


あ、スマホと言えば。アプリケーションの都合上、画面全体に表示されるため画面内にパンチホールがあるとパンチホール分表示されなくなります。

パンチホールが無いデバイスを選ぶようにしてください。

Androidゲーム機以外で何を選べばいいって?

Xperiaとかどうかな!!!!!ここにレビューがあるよ!
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2024/11/Xperia-1-6-Review.html



気を取り直して…

実際にやっていきます。

リリースページからapkをダウンロードする
リンク:https://github.com/Droid-Deck/DroidDeck/releases

記事のタイミングではバージョン0.4.0

これは一番下のapkで大丈夫です。

antutuやpubgって文字がアプリ名に入っているとフルスペック出るって都市伝説、まだ信じてるの?


インストールしてみると最初から日本語!

設定欄にかなり丁寧なインストール手順がある

通知欄は許可しておくこと。

じゃあ順に行きます

①:まずはLinux環境をインストール


これはダウンロードするだけ


②:Steam用にバックグラウンドアプリの制限を解除する



ここが大変かも

②-1:ビルド番号を連打してAndroidの「開発者向けオプション」を表示する


②-2-a:この開発者向けオプションにて「子プロセスの制限」を解除



②-2-b-1:もし、上の項目がない場合はワイヤレス デバッグをONにする


②-2-b-2:ワイヤレスデバッグの赤枠内をタップしてペア設定コードによるデバイスのペア設定をタップするとアプリにペアリングする用のコードが出る。

端末によっては判定が厳しく「ワイヤレスデバッグ」の文字内にしか画面遷移の判定が無い場合がある

②-2-b-3:このペアリングコードをDroidDeckの通知欄に打ち込む。


③:Steamにログインすると手順はおしまい。

起動するとようこそ画面も出てくる

SteamOSへようこそ(大嘘)


UIはSteam DeckそのまんまSteamOSが動いてると錯覚するかも。

言われなかったら分からないレベル


ここからは実際に動かしてみる

まず…MGSV:TPPが簡単に動いてしまった


エフェクトが重ならなければ45〜50fpsくらいで動作



えっ…あんなに苦労したのに…
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2026/10/MGSV-Might-be-good-but-Denuvo-Is-Rubbish.html


それもそのはず。

ValveがSteam Frame用に移植したARM64版Protonが入っている


しかもゲーム内オンラインに接続できる

これだけでDroidDeckに軍配が上がる



GameNativeとパフォーマンス比較もしてみよう

今回はCyberpunk2077ベンチマーク

同じセーブデータだから同じ設定なハズ。解像度はデフォルト、設定は低でフレーム生成はオフ。

GameNative(ver1.2.1)でベンチマークを動かすとこう


結果は11fpsくらい。


フレーム生成ありきな感じ。


Droiddeck(ver0.4.0)でベンチマークを動かすとこう



結果は27fpsくらい



GameNativeとDroideckとでは2倍以上の差が見られた

もちろんポン出しの設定じゃなくちゃんと詰めていけばGameNativeでもフレームレートは伸びるかも?
ポン出しでここまで動くDroidDeckがスゴイってなるよね。

いやぁ~流石Valve謹製(これは移植だからValve製ではない)ですね!ハードウェア性能の引き出し具合が段違いだ


ここまで書くとGameNativeの良い所が無いに見える。

DroidDeckの弱点はバッテリーの減るスピード

GameNativeと違って子プロセスの制限を解除するくらいフルでLinux環境を構築しているためか

バッテリーがもりもり減っていく

このベンチマーク確認でGameNativeでは4%くらい、DroidDeckでは10%くらい減っていた。

ここばっかりはどうしようもない。

GameNativeでフルスピードで動くなら
DroidDeckを使う必要は無い

でもまあ綺麗に動いた方が嬉しいでしょ。


GameNativeは公式Discordで「広告を入れていくぞー」と言って大炎上した


前回のリリースでお伝えした通り、GameNativeのゲーム起動画面にスポンサー広告を表示する予定です。明日から約1週間、試験運用として、米国の一部のユーザーはゲーム起動時にスポンサー広告画面が表示される場合があります。この画面はゲームの起動速度を低下させることはなく、スポンサー広告は関連性があり、邪魔にならないように最大限の努力を払っています。スポンサー広告を表示したくない場合は、アプリの設定で「スポンサー付き読み込み画面」を無効にすることができます(スクリーンショットを添付)。ただし、この設定を有効にしておくことで、GameNativeの開発を支援することになります。スポンサー広告の表示例のスクリーンショットも添付しています。ご意見をお聞かせください。この試験運用に関するフィードバックは、今後のスポンサー広告のあり方を決定する上で参考にさせていただきます。

もちろん、撤回されたけどこの動きがあるのはアカン。セカンドオピニオンじゃないにしても次の環境があるといいなぁと思っていた矢先、今回のアプリ。

オープンソースコミュニティに優劣をつけるもんじゃないとわかってはいるけど

今だけはDroidDeck派です。

UIデザインもいいんだよなぁ…


とりあえずGameNativeはUIのClose(閉じる)が「近い」と訳されているのを直してもろて…


だれか日本人おらんの?あっ…僕ですか?


完 

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