ゲームセールスで振り返る2024年の国内ゲーム事情
やるっていったからやる
「いやぁ…暑かった夏が過ぎTGSも終わって2025年もそろそろ終わりですね!」
2024年の振り返りをやります
「えっ…」
もう一度
2024年の振り返りをやります
今さら2024年かよ!
と思うかも知れませんがゲーム産業白書が翌年6月、ファミ通ゲーム産業白書が翌8月に出る関係、図書館に蔵書されてからとなるとだいぶ遅くなります。
| 2025(2024年の情報) |
2024年の内容が翌年の4月末に発売されて7月に寄贈されるんだからラグはありまくり
というわけで2024年のゲーム機・パッケージ販売の振り返りやっていきます。
前回はコチラ
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2024/07/BookReport-On-Annual-Game-Industry-Report.html
その前にお約束。
本記事はゲーム産業白書とCESAゲーム産業レポートの数値をこちらの独自のやり方でまとめた数値を記載しています。
要するに…
ここから先は独自研究です!
独自研究が嫌いな人はゲーム産業白書本編かファミ通でも読んでおいて
『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』が2024年の年間ソフトランキング首位を獲得。続く2位の『ドラクエIII』は2機種(Switch/PS5)合計でミリオン到達
リンク :https://www.famitsu.com/article/202501/30691
だいたい同じなので。
まずはハードウェアから。
ここ5年くらいの国内ゲーム事情はなんと言っても任天堂がメイン
任天堂が盛り上がると業界が盛り上がり、任天堂が盛り下がるとへこむ…
任天堂からしてみても日本市場は絶対に落としてはいけない最後の砦
で、2024年は…へこんでいた。
23年から引き続きSwitch1のセールスが弱い。まぁSwitch2が出る直前とか言われていたからね…
業界用語ではピークアウトなんて言うそうで。
まあSwitch1の販売台数は3000万台以上あるんだから積み上げはもうええでしょ
そんなこともあり販売金額、ゲーム機販売市場ではPS5の方が上。
ただ、そんなPS5セールスは8月末の値上げで急ブレーキ
6万6,980円から7万9,980円の値上げ。この値上げいらんかったなぁ〜!
「はぁ?PS5って8万円もすんの!?ちょっと足してPC買うわw」
ゲーミングPC「オッケー👌」
![]() |
| バァーン!!! |
とは当時の鉄板ネタ。
ゲーム機を7万円で買わなかったヤツが16万出すかよ…
ゲーマーは金を出すって?
2024年11月に発売をした10万越えのPS5Proが二か月で12万台くらいだというのは結構ショックかも?
少ない!
まぁ決算報告を見るにSIEもハードウェア販売だけでは無くgoogleやApple、Valveと同じくサブスクリプションやダウンロード版、DLCなどのプラットフォーム使用料で儲けている様子
今ぐらいは700万台行ったとかなんとかだけど値上げなかったらもうちょっと早く行ってるはず…
定期的にセールやるんならいらんかったやろ…値上げ…
という感じ。
xbox?値上げする上にあまりに入ってこないせいか、はたまたPS5転売が忘れられないからかXSXを転売屋が買ってたのが面白かった。
その値上げ後の定価より安いXSX、本当にゲーム販売店からの販売ですか?
2024年ハードウェア販売数
PS5:171万増(累計660万)
XSS:4万増(累計17万)
いやぁ〜最初は酷い有様だったPS5もようやく積み上げられましたね…
国内ゲーム機販売台数は600万を越えるとだいぶ市民権を得ている感じに。
アンチ「PS5は消えろ!PS5より売れてないゲーム機も邪魔だから消えろ!」
次はソフトウェア
トップは任天堂。これは変わらず。
まぁ20年くらい日本ではトップセールス
ハードウェアと同じく任天堂が日本市場を落とした時は倒産する時
国内セールスを独占している任天堂が会社を買収しても独占禁止法に引っ掛からないんだったら何がどんな買収してもオッケーだろうよ
株ポケモンは任天堂って扱いにしたりしなかったりしろ
任天堂持ち上げ記事にならないように任天堂の悪い部分を書いておくと…
Switch1の任天堂かそれ以外かという状況はかなりイビツ
また任天堂でも大人向けゲームソフトは大苦戦中、例えばベヨネッタや笑み男
任天堂のソフトは買い与え層がメイン。
ゲーマー向け市場を切り開く事はあまり出来ていない様子。
僕はゲーマーってことで良いですか…?
年間ゲーム販売ランキングのトップ10位ではPS5のファイナルファンタジー7リバースが唯一ランクイン
だいたい40万本。
そりゃあ任天堂もなんとしてでもSwitch2に出したいよなぁ…
トップ50位まで伸ばして見ると完全新規IPは
ライズオブローニン
がランクインしている。
やっぱ流行るゲームはエロか剣よ!
なお2024GOTYを取ったアストロボットは初週1.6万本、累計9.1万本だった
ギリギリ10万いかんかぁ~…というのと初週少ないな…と二つの気持ちが。
まあPS5タイトルでもロングテールに販売する商品はあるってことで。
その他
2024年はちょっと中古の勢いがあった。
中古パッケージ販売もSwitch無双
マリオカート8DXは中古販売本数が260万を超えた。中古比率は40%
比率と言えば…中古率が193パーセントを越えたドラクエヒーローズは何があったのだろうか…
一度中古で買われてまた売られ、また買われている様子。
ヨハネスブルグのコピペかよ
リンク:https://w.atwiki.jp/johannesburg_gline/
最後に
という事で2024年の振り返りをやってきた。
が…
パッケージ販売本数はそろそろ時代遅れかも知れない
2024年のパッケージゲーム販売では10万本を越えたタイトル本数はなんと…
44本!
そのうち2024年発売の新作は…
25本!
さらには新規IPは数えるほど!(メタファーやプロスピを新規IPと呼ぶかは置いておいて…)
つまりは…
新旧ふくめて定番タイトルしか売れていない
じゃあゲーマーは何処に行ったんか?と聞かれるとそりゃあダウンロード販売に。
2023年のCESAゲーム産業レポートのデータでは
PS4とPS5はパッケージとダウンロード販売の比率が4/6
つまりダウンロードの方が多い
決算では2/8と圧倒的なんだけどね。
PS4とPS5はダウンロード販売がメインのプラットフォーム
Switch1のパッケージとダウンロード販売の比率は7/3とswitchではまだまだパッケージの方が多い
ただ、風来のシレンなどswitchでもコア向けタイトルはダウンロード版の方が多い
Xboxではパッケージはそれぞれ1000本未満でSteamやEpicではパッケージは0本
100パーセントダウンロード販売だ
そんな具合にダウンロード販売は優勢
ファミ通やゲーム産業白書などパッケージ販売状況のみを参照しているとおかしなことになる。
このままダウンロード販売がメインになるとパッケージ販売の店がなくなる
別にええやん!と思うかもしれないが…
ヤマダ電機のようなゲームに対して消極的な販売店が出てきてしまう
そんな店に新しいPS6なんで今だけ売ってください!というのはムリだろう
XboxだってsurfaceなどPC用の販路で販売している。
かと言ってインターネットのみの販売では露出が少なくなってしまう
しかもインターネットでは無料でネガキャンをしてくれるインフルエンサーまでいる
知らないかも知れないがPS6へのネガティブキャンペーンはもう始まっているんだよね
リンク先注意:https://x.com/search?q=PS6%20%E4%BF%A1%E8%80%85&src=typed_query&f=live
正直、日本でのプレイステーションは崖っぷちだと思う。
一歩先に進んだXboxでもなんでもよく観察してこれからの日本国内市場でちゃんとPS6の存在感を出せるか?は重要
ソフトウェアの誘致もしっかりやらないといけない。
PS4/PS5がない国内タイトルは結構多い
引用元:https://www.taito.co.jp/opstrikers
分かっているのかSIE!
しっかしタイトー(スクエアエニックスが親会社)はホントPS4/PS5に出しませんねぇ…
そんなSIEは先日、AMDと事業連携を発表した
SIEとAMD、ゲームレンダリングのさらなる進化目指す「Project Amethyst」を共同実施。機械学習を導入したGPU構造の再設計、レイトレ専用ハードウェアブロック、新技術によるメモリ帯域の大幅改善など、てんこ盛りの内容に
リンク:https://news.denfaminicogamer.jp/news/2510092t
PS6は2028年?とかなんとか。
28年か…案外近いな…いや…遠いか…それまでには…
ちゃんと悪目立ちする"障壁"は取り払ってもらいたい。
PS6が出るかも?ということで現行のPS5はそろそろ役目を終えつつある、というのは頭に入れていきたい。
完




