ゲームはいつ評価されるべきか?について思う事
ゲームについてうだうだ書いています。
ツイートするには長すぎるので…
この記事の始まりはこの3つ
・2022年のTGAGOTYにノーマンズスカイがエントリーされた事
・Steamアワード2022「愛の為せる業」賞に『サイバーパンク2077』が選ばれた事
それぞれ説明すると…
ノーマンズスカイ(No Man's Sky)
No Man's Skyは2016年8月に発売されたゲーム
開発会社はイギリスのHello Games
2016年の発売当時は前評判に比べて貧弱なゲームコンテンツとシングルプレイのみで非常に評価が低かったものの、1年おきに拡張アップデートを行い2023年では不具合や妙なアップデートについて文句をいうレビューはあるものの評価は好転しているといった具合。
やっぱり発売当初は荒れに荒れた
リンク:https://www.famitsu.com/news/202212/08285675.html
サイバーパンク2077(Cyberpunk 2077)
Cyberpunk 2077は2020年12月に発売されたゲーム
開発会社はポーランドのCD Projekt RED
2020年の発売当初はPS4/XboxOneでの最適化不足やPC版でも重すぎる設定や大量の不具合、などなどで評価は低かったものの毎週の不具合修正とアニメ化を経て評価がひっくり返った。
Steamアワード2022「愛の為せる業」賞に『 #サイバーパンク2077』を選んでいただきありがとうございました!
— CD PROJEKT RED Japan (@CDPRJP) January 4, 2023
コミュニティの皆さんからいただいた賞であるため、大変嬉しく、身の引き締まる思いです。 pic.twitter.com/zpp4GeDklf
おもしろかったですね…エッジランナーズ…
えっ?まだ見てない?
リンク:https://automaton-media.com/articles/newsjp/20211218-186424/
ニンテンドースイッチ版『DOOM(2016)』
リブート版DOOMは2016年5月に発売されたゲーム
id Softwareが開発したDOOMをPanic Buttonがswitchに移植したのが本作
発売日は2018年3月
DOOM(2016)(2018)ってことに…
例えばIGNでの評価はこんな感じ
点数だけじゃなく評価まで違うやんけ |
点数や評価が異なるのはswitch版がアップデートをすべて含んだ内容になっているからとのこと。ただ、switch版の初期バージョンではフレームレートが極端に低いシーンがあるなど後々のバージョンアップで修正されるまで問題がありました。
同じゲームなのに人によって評価が全然違うのっておかしくないですか?
ゲームっていつ評価すればいいの?表題にもある通り
ゲームの評価タイミング
これについて考えていきたいと思います
ゲームソフトへの評価は不変ではない
まず…昨今のゲームはアップデートが当たり前になっているので最初の評価はアテにならなりません。
上で出したゲームはアップデートにより大幅にゲームの評価を変えたものでしたがそれ以外には例えば…BF2042はリリース当初、圧倒的に不評でしたが発売から一年以上も修正を続け発売初期に言われるような
・マップが広すぎる
・接敵しない
みたいな現象は無くなりました。
それでも「今さらもう遅い!」とかいうラノベ的な評価をする人は居ますが…
オンラインで常に修正を続けるようなゲームは置いておいて、個人的に評価タイミングは遊んだ時に評価するのが正しいと思っていました。
しかし遊んだ時に評価するとなると以下のような事が起きました…
ガングレイヴ ゴア(Gungrave G.O.R.E)
Gungrave G.O.R.Eは2022年11月発売のゲーム
開発会社は韓国のIGGYMOB
ローンチ時ではあまり評価が高くなくデイワンレビューIGNでは6点でした。クリアしていないのでデカい口が叩けないのですが6点って言われると確かに納得しちゃうかも…?
しかし不満点をまとめて作り直し修正パッチ配信し別メディアで再レビューを受けた結果IGNコリアでは8点と点数が良くなったと報告しています
パッチ1.01にアップデート後、IGNコリアから8ポイントの評価を頂きました。
— PLAION Japan (@PLAION_JPN) January 13, 2023
新しくなったGGGを是非プレイしていただき、そして皆さまからのフィードバックで更に良いゲームになるよう努めて参りますので要望などございましたら@GungraveGORE
までリプライお願いいたします https://t.co/HaiMku6tXJ
顧客満足度の改善以外でもなんでこんな事するの?って思うかもですがメタスコアに反映されます
6点と8点、平均すると7点ですね
他にも
ダイイングライト2(Dying Light 2 Stay Human)
Dying Light 2は2022年2月発売のゲーム
開発会社はポーランドのTechland
リンク:https://jp.ign.com/dying-light-2/57531/review/dying-light-2-stay-human
僕が遊んだ2/4の時点ではこういったバグなどは無く快適に遊べました…
ただ、僕は2月のローンチで楽しく遊んだ反面、ゲームの不具合修正がひと段落するとゲーム内容の調整が入るようになり10月に遊んだ友人からは敵が強くなっている上にユーザーに有利な仕様・不具合がことごとく潰されており爽快感が薄かったと聞いています
なので、ダイイングライト2もゲームは同じなのに人によって評価が全然違う状態になります。
これもデイワンパッチ未適用の状況がメタスコアに反映されます
この評価タイミングによってゲームの面白さが変わってしまう件は由々しき問題で…
メタスコアに登録され評価されたタイミングとユーザーが遊んだタイミングでのゲーム内容の乖離が起きてしまうという事です。
メタスコアで言われてる所が入って無いやん!
パッチが出るたびに遊び直し評価し直すのが良いとも思いますが現実ではパッチが出るたびに遊び直すのは難しいですよね…
じゃあコンテンツが出し終わってゲームとして完全体になるまで待ってもらおうってなるとこんな事例も…
#FFオリジン シーズンパスコンテンツ、
— STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN (@SOPFFO) January 27, 2023
ついに完結となる第三弾追加ミッション「DIFFERENT FUTURE」が本日配信となりました👏
強敵「皇帝」との戦いや新ジョブ「銃士」が追加‼
ジャックに待ちうける運命を、是非その目で見届けてください。#DIFFERENTFUTURE#ファイナルファンタジー #SOP #SOPFFO pic.twitter.com/IsGzxmPWCW
シナリオコンテンツ追加終了は2023年1月27日 と約一年かかりました
リンク:https://www.jp.square-enix.com/sopffo/topics/2023/02/15/016565.html
まだやるんかい!!!!
1.01や2.00では別の評価になっているかもしれません
レビュータイミングとして発売直後や発売前というのはだんだんと今の時代にそぐわないタイミングになってきていると言えます。
評価の理想と現実
色々と書いていますが一番いいのは
他人の評価なぞ気にせずに自分が判断する事
です!
…もちろんこれは理想であり綺麗事です
自分の評価が絶対になるのが出来れば一番良いのですがゲーム会社側は売上や利益とメタスコア上の評価を気にして続編を作るのでユーザーの熱量、ましてはそれが個人となれば続編のきっかけにならないなんて事情があります。
メタスコアなんてどこの馬の骨が書いたか分からないのにゲーム会社は気にしてるの?と思うでしょう。
気にしている事例を紹介します
リンク:https://www.nintendo.co.jp/ir/events/150217/03.html
ちょっと懐かしい |
リンク:https://automaton-media.com/articles/newsjp/20210420-158807/
不具合が多く初動の動きが悪くメタスコアが低かったのでDays Gone2は開発が出来ない流れになってしまったそうです。
このゲームも今回の主題にピッタリですね…
遊んだ手段(フルプライス購入/セール購入/PSPlusフリープレイ)やプレイした時期によっても感想が変わってくるゲームであると言える。
引用元は同じURL
現実は厳しい…
あ、メタスコアについて説明がまだでしたね。自分が知っていることを当たり前だとしてスキップしてはならない…
ファミ通クロスレビューのデカいやつ?と書けば聞こえはいいですが…
採点方法も100点満点のものがあれば、10点満点、5点満点、very good/good/bad/very badのみと様々
間違ったレビューや変な点数を出してもユーザーからの反対意見を受け入れず修正もしないサイトも多いのでレビューサイトによる点数差は激しい
挙句にはメーカーのファンサイトが必要以上の高得点を連発してメタスコアそのものが意味をなさない状態になっています
引用元:https://www.metacritic.com/game/switch/mario-+-rabbids-sparks-of-hope/critic-reviews?sort-by=publication
せめてメタスコアに表示されるようにするなら会社の名前は外しませんか?とは思いますがこれも任天堂のブランド力がなせる業なんでしょうか。プレイステーションも同じくらいブランド力があればいいですね…
また、レビュー数が少なすぎて97点のゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドを超え100点になっていたゲームもありました
ファタモルガーナの館 -DREAMS OF THE REVENANTS EDITION-
「ファタモルガーナの館」のswitch版だけがゼルダの伝説Botwを超えてメタスコア上限の100になっているという話なんですけど…
— でくのぼう (@T_decoy) April 16, 2021
いたずらですかねhttps://t.co/jG1Eucp4zM pic.twitter.com/amfcAtXBdq
ちなみに今では謎のレビューによって96点に落ちています
引用元:https://www.metacritic.com/game/switch/the-house-in-fata-morgana---dreams-of-the-revenants-edition--
リンク:https://www.metacritic.com/browse/games/score/metascore/all/switch/filtered
これもゲーム評価の現実だとすると現実がクソすぎんか…?
話がだいぶそれましたがまとめに入りたいと思います
まとめ
ゲームの評価タイミングはハッキリいってわかりません。ただ、ユーザーにとってみれば遊びたい時が遊びドキなので良いタイミングで遊んで評価していきたいです。
ただ、DaysGoneの屍を越えてゆくためにも続編やDLCや関連作品を望むならなるべく発売時に支持をするようにしていきたいです。
Steamの80%オフセールやPS+のフリプ配信、switchのいっせいトライアルなどなどのタイミングは新作が予告されているか新作の芽が完全につぶれたか明暗が分かれた後のタイミングみたいです。
レビューサイトはどういった評価をつけるかはレビューアーによる…ぶっちゃけ運…
シングルプレイのゲームに「ネット配信で盛り上がれるから満点!」とつける人がいると思ったらマルチプレイのゲームに「配信者のネット配信が盛り上がっているだけだから低評価」とつける人が両立してしまっています。
早くメタスコアで続編の判断がされる世の中が過ぎ去って欲しいところ…
まあ一番いいのはメタスコアを無視して続編やDLCを資金力でゴリ押しすのがいいかと。
リンク:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/14029/
※標準財政規模とは毎年入ってきて自由に使えるお金のこと
Microsoftの売上一年分で山形県を80年養うことが出来る…
そこまでお金持ってるなら何しても痛くもかゆくもないでしょう…
そんなMicrosoft傘下の343 Industries が制作した「Halo infinite」は開発だけで6億ドルかかった上にクリフハンガー的な引きをしたのでストーリーDLCが作られていると思うんですよね
ダレ…? |
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2021/12/EndOf2021comming2022.html
続編の可否について世間の評価を跳ね除けるために必要なもの…それはやっぱり…
カネなんだよなぁ!
リンク:https://www.dualshockers.com/halo-infinite-canceling-story-dlc/
カネねえじゃん!!
完