パブリッシャーランキングでSIEがトップとなった理由に物申す

 物申します!

同時公開記事:日本市場におけるXBOXのシェアが低い理由に対して物申す

リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2023/03/Why-Is-Xbox-Not-Increase-Market-Share-In-Japan.html

物申したい日です。


今回話題にするのはコレ

リンク:https://www.metacritic.com/feature/2023-game-publisher-rankings-summary-table

MetacriticのゲームパブリッシャアワードでSIEが2022年の首位になった話です。


Metacriticのパブリッシャランキングは年間5タイトル以上を発売したパブリッシャを対象に算出されるそうです

算出方法はこんな感じ

・平均メタスコアの1.5倍のポイント
・75点以上の良ゲー比率によってパーセンテージ分のポイント
・50点未満の低評価ゲー比率によってパーセンテージ分のポイント減点
・メタスコア90点を超えるグレートなゲームに対してポイントボーナス5点


その結果SIEことソニー・インタラクティブエンタテインメントがトップとなったそうです。



ランキングを見ると確かに有名なパブリッシャーばかり

「Paradox Interactiveってドコ?」

ステラリスやCities: Skylines、Crusader Kings IIIの所ですよ!この前も新作が発表されていました!


「Activision Blizzardは?」

これは言わずもがなCoDやオーバーウォッチ2、古くはウォークラフトの所です

6月にはディアブロ4の発売が控えています


「Focus Entertainmentは?」

アトミックハートやプレイグ テイル - レクイエム -の所です

デイワンゲームパスで遊んだり遊べなかったりで話題になったタイトルでした。


あれ…ほとんどMicrosoftがスポンサードしてるんじゃ…?


それは置いておいて、パブリッシャーランキングでSIEがトップな理由は

ゴッドオブウォーラグナロクやHorizon Forbidden WestといったPS4/5タイトルをリリースしたりPC向けにPS4の高評価タイトルを移植したからです。


これに物申したい


SIEタイトルが好評”しか”ない理由

これは単純明快です

低評価なタイトルの製作を許可していないからです

あっ!低品質なゲームだ!

既にブログでは取り上げたDaysGoneを見て頂ければわかるでしょう。
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2023/03/When-Should-We-Evaluate-Videogames.html

低品質だったり高評価がされないタイトルはそもそも製作の許可が下りていない現状にあります

SCEJのゲーム製作はスタジオに属していない会社も数か所ありましたが今ソニー名義ではほとんど機能していない状態にあります

まあプレイステーション向けじゃなくともゲームは作れるので…



リンク:https://claphanz.co.jp/wordpress/

クラップハンズやビサイドは日本のプレイステーション初期を支えたゲームメーカースタジオなのですが…
PS5の今ここに居ないのはとても悲しい

ビサイドはこんな感じです

トロがいるのに…


リンク:https://bexide.co.jp/?page_id=3687

ビサイドの現状最後のコンソール向けゲームソフトスーパーバレットブレイクを買っていない人がいたら買うように



リンク:https://store.playstation.com/ja-jp/product/JP1557-CUSA30039_00-SBB0000000000000


「PS4持ってねえよ」

Steamでもいいよ。switch版もあります



現状を書いた所で…

言いたい事を書いていきます…それは…


ゲームは評論家向けだけのものじゃない


これが今回一番に物申したい所です

ゲームは評論家に評価されてゴールではないです

ゲームは買ったり、遊んだり、感想をいうユーザーに届けるのがゴールだと思っています

クソゲーを遊びたいか?と言われると個人的には肯定できない部分がありますが…

クソゲーもゲームであることには変わりはないはずです


「成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである」なんていう通りクソゲーを作らない事ではなくゲームそのものを作らない事は挑戦から逃げる事だと思っています

例えばMicrosoftスタジオはNinja Theoryと「Bleeding Edge」をリリースしました。

ぶっちゃけクソゲーすぎて一年足らずで開発終了しSteamでも賛否両論なんですけどこのゲームのリリースにチャレンジしたことは称賛に価すると思います


過去ナック2のレビューをした事があります
リンク:https://silentzzvoice.blogspot.com/2018/09/knack2.html

確かにあまり褒められたゲームではないのは確かです…
ですが、続編があったら絶対に遊びたいと思っています


更にはだいたい同じ方向性のPS3ソフト「パペッティア」を遊んでいました


これも決して褒められたゲームではないのは確かです。ただ、SCEからこういったゲームが発売された事が喜ばしいゲームでした

「こういったゲームしか作れないからSCEJでスタジオに属していないゲーム製作部署を無くした」

と言われたら納得してしまう部分があります…


「何だかんだ言ってもSCEJだった人でSIEJとしてもゲームを作りたい人はゲームスタジオとしてTeam ASOBIとして残ったからいいでしょ」と言われるかもしれませんが…



リンク:https://www.sie.com/jp/blog/2022/08/16/spotlight-teamasobi/

そうじゃない!ゲームスタジオとして作るゲームの方向性を縛るのは良くないです!
こういった多様性を失わせるのは好ましくないと思っています。
まあこのスタジオからSIRENやGRAVITY DAZE3が出たら手のひらを返します。返させてほしい…


ただ、ゲームクリエイターは会社から去ってもゲーム作りをやめていません!

ゲーム作りをやめない限り応援をしていこうと思います



リンク:https://bokehgamestudio.co.jp/

ホラーは苦手なんですけど、発売されれば頑張ってホラーゲームを遊んでいきたいと思います


2023/5/7追記

SIEは日本スタジオだけでなくアメリカの小規模スタジオ「PixelOpus」を閉鎖することを決定したそうです



現在取り掛かっているタイトルについては開発中止になるのかは現状不明とのこと。


スタジオが作ったタイトルは2本。2014年からあるスタジオなのに2本しか作ってないのかとか言わない
1本はパッケージ化もされました!

そのタイトルは2019年のPS4ソフト「アッシュと魔法の筆」です


PSVRがないとトロフィーコンプリートが出来ないソフトだったので賛否あったタイトルだった記憶があります。アプデで変わっていたらすいません。

「そんなタイトル初めて聞いた」とか「買ってないよ」って人はスタジオ閉鎖の一端を担っているかも?まあそこまで心配にならなくてもいいかも。

ただ、このタイトル買ってないのに悲しむのは…どうかな…


小規模スタジオを閉鎖したり実験的なものを除き小規模なゲームタイトルをリリースしないSIEの姿が物語っている「世の中にはインディーズゲームもあるしサードパーティのゲームもある。だからファーストパーティのゲームで求められているのはプラットフォームの価値を引き上げられるような大規模な良ゲー、神ゲーだけでしょ?」という問いに対して僕は有効な回答は持ち合わせていません…

実はインディーズゲームシーンではチャイナヒーロープロジェクトやIGCのようにSIEが資金を出している場面は多くあります。

プラチナサポーター


引用元:https://www.konami.com/games/event/igc/


そういった意味ではSIEが直に小規模タイトルを作る必要は無いのかもしれません。


それにゲーマーなら「神ゲーなんていらない!クソゲーを遊びたい!」とはなりませんよね…


「ファーストパーティのクソゲーや低価格ゲーがいっぱいある」状態と「ファーストパーティの最高品質のゲームが数本ある」状態のどっちがユーザーにとって幸せか考える必要がありますね…


2023/6/10追記

ラストオブアスのマルチプレイが開発延期となりました。
リンク:https://fpsjp.net/archives/451664

要するにクオリティー不足とのこと。

「長期間プレイヤーを留めておけるほどの魅力はない」ってやって見なきゃ分からないじゃないですか!!!

小規模スタジオが閉鎖されたりソフトが出せないのは分かりますが大型スタジオでもバッサリと切り捨てるあたり非情さを感じます。


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